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【不妊症】自分を信じて将来に役立つライフスタイルを手に入れる

健康な夫婦の約1割が不妊に悩んでいるそうです。また、不妊症の診断では原因がわからないケースもあり、それは自分のライフスタイルの見直しに取り組むことになります。

自分の軸で選ぶものを変えるなど、本来自分自身が持っている生命力を発揮できるようにしていきましょう。

世界的に増加傾向

世界的に増加傾向
不妊は年々増加傾向にあり、目立つ要因としては女性が社会で活躍するために結婚年齢が高くなっている社会の変化が考えられます。
ただし、結婚か仕事を選ばざるを得ない女性の環境や、共働きですら子育てをしていけるのか不安が残る社会や制度の仕組みの問題はなかなか解決へ向かっていません。

現在、健康な夫婦の約1割が不妊に悩んでいると考えられます。
不妊症と診断された方の体質として、冷えやむくみなど、「巡り」が悪いと思われる体の状態の方が多そうです。
ライフスタイルの中で選ぶものを変えるなど、本来自分自身が持っている生命力を発揮できるようにしていきましょう。

そもそもの確率って?

そもそもの自然妊娠できる確率は20代で25%以下、30代前半20%以下、30代後半10%以下、40代以上5%と、実はそれほど高くありません。

逆に不妊症率と年齢の推移はこの逆で、40代以上が約30%、30代後半は20%超・・・と減少していきます。


不妊症の原因は、男女でほぼ50%ずつ。
どちらかのみ課題があることもあれば、2人とも原因を持っている場合が24%。
ようやく男性の不妊治療という言葉がひろまってきましたが、少々男性起因の方が多そうな調査結果が出ています。

治療を受けて、胚盤胞まで成長した受精卵を子宮に移植した場合でも、着床率は約26%にとどまります。
妊娠して授かるという状態がいかに奇跡なのかがわかります。

さらに、WHOによると、世界の成人人口の約6人に1人が不妊を経験しており、これに地域間のばらつきがない事がわかっています。

出典:鳥取大学


出典:出雲・堀江薬局


出典:WHO調査



不妊の医学的原因

不妊の医学的原因
「不妊症」は一定期間性生活をしているのに1~2年妊娠できない状態をいいます。

検査をしても明らかな原因を特定できないこともあります。

受精して着床するまで様々な条件がそろう必要がありますが、早めに対応することに誤りはないといえるでしょう。

不妊治療には段階があり、保険適用範囲は拡充する傾向にありますが、まだ自動車が買えてしまうくらいの自費負担は必要そうです。


女性側の要因

○生理不順
○生理痛が薬を飲んでも効かない
○子宮内膜症、性感染症のような状態が疑われる
○おりものの粘度

いずれも、排卵やホルモンの分泌が正常にでないことが原因で、受精を妨げてしまいます。

ホルモン剤を投与して正常になるように改善させたり、
感染や筋腫がある場合には手術するケースがあります。

また、おりものが多かったり粘度が高いと、他の組織に癒着していて邪魔をしていることがあります。


男性側の要因

○精液量が少ない
○陰嚢の状態に違和感がある
○勃起障害(ED)

多いのは造精機能障害という、精子を作る機能の障害です。
濃度が薄い、運動率が低い、奇形があるなど、軽症では内服薬が有効な例もありますが、それぞれの状態で人工授精(軽症)→体外受精→顕微授精(重症)を選択するパターンになります。

ようやく不妊治療には男性も含まれることが知られてきましたが、まだ抵抗感はあるかもしれません。


また、生活習慣が関わるものは勃起不全(ED)です。運動や食事で内臓脂肪を減らすことが効果的といわれています。
ただし、年齢問わず、高血圧や糖尿病などを持っている方はこればかりではありません。


東洋医学的な視点

東洋医学では不妊症のことを不孕(ふよう)といいます。

主に、生命力の源であり体の母の役・体の芯である【腎】が深くかかわっていると考えます。
ここは、発育を促進したり、性行為・妊娠・出産などの生殖機能や、遺伝的なエネルギーと、食事や水など栄養分からできるエネルギーである【精】が蓄えられています。
生命活動をするには腎が不可欠です。

この【腎精】が正常であれば、女性の場合、生理周期や排卵周期などが順調であり、妊娠が可能。
男性にとっては、精子を作ることや、勃起の機能不全もないでしょう。


【腎精】が不足しているのは、端的に言えば老化です。
体の成長や生殖器の発育不全、生殖機能の異常、卵子の老化などで妊娠しにくくなります。

女性では生理周期の不安定、経血量が少ない、卵巣機能やホルモン分泌の乱れなどであり、
男性では精子減少したり、精力減退などといった症状があらわれます。

その他頭のふらつき、めまい、耳鳴り、無気力、下半身のだるさなど、日常生活に影響がある事も起こりえます。

「任は胞胎を主る」

精というは、精力・精気・精が出るという言葉があるように、生命力の源となる見えない”気”=エネルギーです。

”気”は、体の中はもちろん、肌表面まですみずみに行き渡っていなければいけません。
鍼灸の治療では、その通り道である経絡・経穴(ツボ)をたどって不調を治していきます。

経絡は神経や血管の上に位置したり、直接は外から触れない内臓の反射躯で医学的関連があるので、現在ではWHOにおいても治療効果が認められています。

その中で任脉という経絡が、子宮との関係が深く、任=妊とも結びつきます。





冷えは大敵

気の通り道である経絡は元気でなくてはいけませんが、冷えると巡りが悪く、滞るようになります。
冷え性、寒がり、下半身が冷えやすい、顔色、くちびるの色が悪い、冬に関節が痛むなど、これは対策する必要があります。
寒い日に湯船に入ると、ほっとして力が抜けるように感じるのは、冷えて硬く縮こまっていた体がほぐれるからです。

体の巡りが滞ると、瘀血という状態になりやすくなります。

女性は生理痛がひどくなったり、経血量が少なかったり、経血の色が黒っぽくなるかもしれません。
滞って塊ができたり、硬くなってしまうので着床がしずらい状態になります。

男性も同じく冷え性になるので、肩こりや緊張など体が縮こまる症状があるでしょう。


例えば、それがカラ元気になると厄介です。
体を動かすためにエネルギーがあるフリをするために、熱を発するのですが、
冷えているはずなのに、熱いと感じてしまいます。

これを虚熱といい、体の中の精や【陰液】を枯らしてしまいます。

潤いがなくなり、肌だけでなく、体内の水分がカサカサに渇いていってしまうイメージです。
血が減り、元気に動くはずの卵子・精子の状態が悪くなります。
体感には、ほてり、のぼせ、肌の乾燥、生理周期の短縮、経血量が少ない、舌が赤いなどの症状にあらわれます。


衣食住・選ぶモノサシを持つこと

衣食住・選ぶモノサシを持つこと
不妊の原因は、西洋医学の治療が可能なケースと、原因がわからず治療しても授からないというケースがあります。

とすると、そうなると自分が本来もっている生命力や自然治癒力を生かして体を妊娠できる状態へ立て直す、という選択をとる必要が出てきます。

そのための知恵を身に着けることは、その後にも活かせることで損はありません。
たとえば、いつどこに行っても食べ物にありつける飽食の現代で、何をどう食べるか、という考え方は一生役に立ちます。


【持っておきたい意識】
○規則的な生活リズムで毎日を過ごす
○ストレス対策、冷え性対策をする
○妊娠できたかどうかに一喜一憂しない
○自分の機嫌を取る方法、ニュートラルになれる方法を見つける
○ゆったりと休息をとってメリハリをつける


ストッキングをやめる、インナーを着る

衣服の役割は、体を清潔に保ち、汚れから身を守り、汗などの排せつ物を吸収です。
個人の表現方法でもありますが、機能性にフォーカスしてみましょう。


東洋医学で脾胃は、食べたものから気や血を作り出し、そのエネルギーを全身へ運搬します。
食べ物の消化吸収するにも、エネルギーを作る場所が冷えていては活動量が低下してしまいます。


ストッキングは、下半身を締め付けます。
ヒールのある靴は体の末端(つま先)が圧迫されます。
締め付けるというのは体の自由さを奪い、お腹や鼠径部周りの締め付けは血行を悪くします。
着圧のあるアイテムは活用してもいいですが、自分に合ったものを選ぶようにしてください。


冬は特に、きちんと上下にインナーを着こむこと夏の冷房の影響も油断できません。

特に、腎がある腰から下の下半身を温めるために、腹巻、ホッカイロ、レグウォーマー、ほっかいろなど、
見えないところを着込んであたたかいグッズを使いこなす事。

室内にいれば温かいのではなく、もこもこのセーターやコートが温かければいいのではありません。
素材でいうと、綿、麻、絹といった自然素材のものは、吸湿性と保温性に優れているので肌との摩擦が少なく、優しく包んでくれます。


全身の巡りをスムーズにするには、体を冷やさないことが大切です。
全身の循環がいい事は、自律神経や疲れの取れ方にまでポジティブな変化があるはずです。
男性は女性に比べて、冷えについて鈍感な印象を受けますが、やせ我慢をしてもいい事はないと思いましょう。




「カンタン便利見た目がいい」の罠

食事方法はいろいろです。
カロリーや栄養素を計算する方法、マクロビオティック、薬膳、ベジタリアン、ヴィーガンなど、
ただし、肉類や塩がすべて悪いわけではないし、玄米が正義でもありません。

東洋医学の考え方も同じですが、【中庸】を目指します。陽でも陰でもなく、どこかに偏ることなくバランスよく真ん中にいることを理想とします。
【一物全体】の言葉もそれを表していて、太陽を浴びている地上の部分も、暗い土の中にある根っこの部分も全部丸ごといただきましょう、という意味です。


温かいものを食べる事が基本です。
冷たい飲食物や甘い物、ファストフードやスナック菓子は、やはり体を冷やす方へ傾けてしまいます。


妊娠前と妊娠中の女性や子供は、たくさん栄養が必要です。
野菜だけでは不足する可能性があるので、肉や魚を摂ることをお勧めします。
ダイエットについても同じです。食事制限を伴うダイエットのためにサプリメントで補えばいい、というほど体は簡単ではありません。

ミネラル、ビタミン不足や、冷たいものばかり食べていると、体の巡りに影響するだけでなく、
顔色が悪く、血色やツヤがなくなってきます。

ダイエットとは食事を意味し、体は食べたもので出来上がっていきます。
サプリで補うのではなく、きちんと食事を摂ってください。



また、食材は「身土不二」といって、その土地・気候に合った必要なものが育ちます。
沖縄のパイナップルは北海道では育たないし、寒い地域で獲れる魚は南の方では名前が変わったり味が変わったりしますよね。
気候、風土、旬というのは理にかなっているのです。


最近では欧米の方が日本の米食の価値に気が付いていて、逆輸入のような状態になっていますが、
これまで食文化として根付いてきたことを”おばあちゃんの知恵”的に活かせたらいいと思います。


がっつりやる必要なく「ゆるゆる」からでOK。

食生活の選択肢として知識を役立てるように、何事も選ぶ基準を自分中心に置きませんか?




自分のためにする

多くの方がぶつかっている不妊。
子どもを持つ手段はいくつもありますが、不妊と向き合うことで、自分自身の変化も伴うでしょう。
それは自分のためになり、子供のためになっていくものです。

何事も達成するには心の状態を忘れてはいけません。
時には頑張らなければいけないかもしれませんが、
焦らず、疲れないように、自分なりのペース配分をしていい状態で過ごしましょう。

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【草漢堂グループ】愛知県内に4店舗ある漢方薬局。
「体の元から健康に」をモットーに漢方の良さ、自然の力をたくさんの方に知ってもらいたい、体感してもらいたい。
お客様一人ひとりの体質やその時の季節に合わせたあなただけのオリジナルを実感してください。

出典:草漢堂薬局HP