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実は緊張しっぱなしの人、多いです!よく気が付く人の不安と神経過敏

心配性、神経質、小心者、臆病・・・どれもマイナスのイメージが付く言葉ですね。言い換えれば、準備がいい人、よく気がつく人、負けず嫌い、忍耐強い、向上心、自己内省力が高いといえます。

ただし、ずっと頑張って「緊張」している状態が癖になると神経は過敏になっていきます。

自分はどんな性格ですか?

たとえば、引っ込み思案で言いたいことを口に出せない、こんな気の弱いことではいけない、
堂々と意見の言える強い性格になりたい・ならなければ、期待に応えたい、と思い込んではいませんか?

成長しなければ!と思い込んで自分を苦しめてしまっているかもしれません。
HSPや自律神経失調症ではないか?と考えたりしませんか?


なのにいざ自分の意見を言う番になると、急に緊張したり、他人にどう思われるか考えてしまって行動できなかったり、
両端を自覚している自分の性格を、なんでこうなんだろうとさらに責めてしまっている方もいるでしょう。


それぞれの性格はポジティブに活かせれば、自分が生きやすいように自分の周囲も変化してみえるようになりますが、
マイナスに作用すると世の中の動きや周囲のことに目がいかず、うまく生きられない、生きずらいと感じてしまいます。
不安や緊張から放たれません。





神経過敏の特徴

神経過敏になりやすい人は次のような癖があることを、よくいわれます。

≪人間は欠陥がないと思っている。もしあるなら幸せで健康な良い生活は送れないと思っている。≫

ひとつでも病気があれば、人生すべてが駄目だと考えてしまったり、あるいは受験に失敗したらどうしよう、
自分の意見を言えないことはダメだ、人見知りでなんて自分はどうしようもないダメ人間だ、と考えてしまうなど、
「こうあるべき」が強い傾向があります。

ネガティブな方へ考えてしまうのは決して悪いことばかりではありませんが、
こうした癖が強いほど、考えや気持ちだけでなくほかの体の箇所に影響を及ぼします。

代表的に言われるのは、音や光に過剰に反応してしまう症状です。


考え方の癖

よく気が付く神経の過敏さは決してマイナスではありません。
ポジティブに活かせば、希望を持ち、綿密な計画を立て、慎重に臨んで失敗しないようになります。

いろいろなことに気が付いてしまうというのは、「こだわりのあらわれ」ともいえます。
こうしたい、こうあってほしい、こうあるべきというという気持ちがはっきりしていて、少しの違和感に耐えられません。

ですが多くの物事は自分だけで完結しないので、納得しないことを取り除こうとすると、大きな労力を要して疲れてしまいます。


また、「欲求が強い」ともいえます。
ポジティブにはたらけば、向上心が高く、実現力が高い仕事ができます。

ですが、完璧を求めるようになると、あれができない、これができない自分は情けないなど、
必要以上の劣等感にさいなまれて前へ進めません。

こり固まった観念は周囲を見えなくし、現実的な対応ができなくなってしまいます。
意識的にハッと視線を上げて自分から離れてみるような必要があります。

音や光に反応する

神経過敏の特徴
神経過敏の方、もしくは心配性や自律神経系の不調を訴える方にもある症状です。

大きな音だけじゃなく、小さなはずの音がやたら大きく聞こえたり、蛍光灯の明るさが苦手になったり、
テレビから発せられる色や明るさがうるさく感じたりしまう、人が少し動いただけでびっくりしてしまう、
金属音、人の笑い声、扉を閉める音、女性のヒール音、パソコンのキーボードをたたく音、、

人が集まる場所が苦手になり、精神的または身体的にしんどくなっていきます。


それは、意識が自分ではなく相手に向かっているからだといえます。
自分が何をしているかではなく、相手(人・もの)が何しているかに反応しているからです。
相手や周囲で何が起きているのかびくびくと緊張しているのです。

反応してしまうせいで、自分で心配の種を作ってしまい、感情や感覚が勝手に暴れてしまうのです。


神経障害性疼痛

過敏な反応は痛みの信号を生み出してしまうことがあります。

神経痛は、神経がなにかのきっかけで傷つくなどして、痛みの信号が出過ぎている状態で、
神経障害性疼痛は「触っただけで痛い」「足つぼの上を歩いているみたい」や灼熱痛、ピリピリ感、深く疼くなど、通常とは異なる鋭利な感覚があらわれます。

難治性でその原因はわかっていませんが、中枢神経の損傷や機能異常によって引き起こされるのではないかと考えられています。


感情が原因に考えらえるなら「中枢機能障害性疼痛(心理社会的疼痛)」と呼ばれます。
神経の損傷ではなく、心理的な要因で神経障害性疼痛や、線維筋痛症が似た傾向で痛みがあらわれます。

不安、怒り、ストレスがの状態は痛みを感じる機能の増幅につながってしまう結果、痛みを強く感じられるようになります。
そうすると「不健康は良くない、こうなってしまう自分は弱い」と自分を否定し、余計に自分自身にストレスをかけてしまい、痛みや心配ごとの悪循環に陥りがちです。

「病は気から」というのはあながち間違っていないのです。


不安を大きくしない

不安を大きくしない
はじまりは何かの緊張や衝撃だったとしても、神経が過敏に反応するようになり、何かに対してずっと不安がってしまいます。
それはストレスになり、常に溢れていってしまいます。

こういう人は同じ悩みの人を見つけて共有するとホッとします。
カウンセラーじゃなくても話の聞き役になってくれる人に出会うこと、共感してくれる相手に共有すること、独り言でもよさそうならSNSに書き出してみること。

敏感すぎる特性をネガティブに捉えず、外へ吐き出してみることです。
苦手な人や苦手な事とは距離を取ってもいいことや、休憩してもいいこと、人の感情を自分に結びつけやすい癖などに自分で気が付くでしょう。

石橋をたたいたなら渡ってみる

不安というのは大きくなるほど、何が理由かはっきりしなくなり、他人にわかってもらいたくても説明がしずらく理解されにくいです。

漠然とした不安は「そんなこと起きないのに心配してどうするの?」と返されては、打ち明ける気がうせてしまう。
心配の8割は起こらないという言葉もあるほどです。


症状が起こるきっかけは、精神的に強いストレスを感じたり、ショックを受けたりしたことが、引き金になり発症することが多いですが、
特別なことがない日常生活の中でぜひ振り返ってみてください。

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音や光に過敏な反応をする、落ち着きのなさ、途切れない緊張感、イライラや鬱々、記憶力の低下、
持続しない集中力、根気がなくなる、寝付けない、夢を見る

頭痛や、首や肩の張り・コリ、めまい、呼吸が浅い、疲労がとれない、楽しさを感じられない
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一例ですが、こうした症状が続いていることに気づいたら、自分の事を冷静に眺めてみれていると思います。
サポートが必要だと思えば専門医へ受診して下さい。

脳のオーバーワーク

心(感情)と脳(思考)は別ではありません。

外からの刺激が多く、処理が間に合わないのは脳の使い過ぎになります。


常に脳が情報を処理していると、脳は仕事しっぱなしで興奮しっぱなしになります。どきどきしている興奮状態の脳は敏感な状態になっています。


いつもは気にならない 「光がまぶしい」とか「音に敏感」になり、あれもこれも気になりだして、周りの空気や、人目・・・

このような状態では、この「考えてしまう」状態がさらなる緊張と不安を引き起こし
心配になり、心が疲弊し、ストレスを抱え、さらに考えてしまうという悪循環に陥ってしまいます。

不安神経症ともなれば、何もなくてもきっと起こらないであろう心配事を作ってしまいます。


問題は血の巡りかもしれない

人の体はちょうどいい状態というのがあり、そのバランスが取れていると安定していて、落ち着いていて、自分で制御できる範囲にいられます。

ですが、何かが不足したり、滞留したりするとすべてのバランスが崩れ始めます。

心の疲れと自律神経

自律神経というのは、交感神経と副交感神経の2つに分かれていて、心臓や血管、消化器官、呼吸器官など体内の器官のはたらきを調整し、制御してくれています。

交感神経というのは活動的で活発でスイッチオンで緊張感がある状態のこと。緩みをもたせられる副交感神経と交互にはたらくことで自律神経は保たれます。

過度なストレスがかかって抜け出せない場合、交感神経が過剰に刺激されてしまい、自律神経の調整が機能しなくなります。

心身ともに気を休めることができなければ、回復ができず、不安症、うつ病、神経過敏、自律神経失調症などを招きます。


さらに自律神経は、心臓や血管のコントロールをしており、血流や体温調整に関係があります。

実は神経過敏で代表的な症状である「音が気になる」という症状は自律神経の乱れによる血流の低下が関係しているようです。

平らに整っていればまっすぐ歩けるのに、でこぼこしていると躓いてしまうように、
音や声が気になってうるさく感じてしまうのです。


漢方では乱れてしまった自律神経、不安感、緊張感、気候変動、ホルモンバランスなどに「コウブシ」という生薬を用います。
それによって名前が付きずらいさまざまな症状に対応が可能です。





緊張しいは癖

気持ちや体が「おかしいな」と思った時に病院に行く悩みじゃない、と思うことは少なくないと思います。行くことのハードルが高いと感じられる方も多いでしょう。

心と体はつながっているので、緊張や不安感から、神経を痛めてしまうことが起きてしまいます。

日常生活に大きく影響がないなら、神経過敏は見た目ではわかりません。
「緊張しやすいんです」と口に出しておくと、周りの人が気遣ってくれるようになるかもしれません。
神経が過敏で、よく周りの事に気が付くならポジティブな方へその力を使えるようにしていきましょう。

また、なるべく生活に支障がないうちに、症状が軽いうちに対応をはじめることも大切です。
薬でなくても、養生、漢方、民間薬、リラックス方法、いろんなことが考えられます。
周囲の人に相談したり、専門知識をもつ場所を訪ねてみてください。


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