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肌荒れするのは日々の過ごし方!【皮膚は内臓の鏡】いまから取り入れられること

漢方のもとである東洋医学では秋は「燥」の季節。文字通り、乾燥を意味します。

汗や皮脂が多かった夏が終わり、乾燥や冷えの時期がはじまります。

カサカサしたり、赤くなったり、湿疹のようになることもありますよね。

逆に、肌の揺らぎで皮脂が増える方もいるかもしれません。

漢方の知見を混ぜながら 肌を守っていく方法を見て行きましょう 。

肌の刺激になるもの

肌の刺激になるもの
外因と内因、そして六淫という見方があります。

どれが原因よりも、これらが複合的に絡んで肌の刺激として考えられます。

体の中で起きる原因

偏った食生活や、自律神経の乱れがあげられます。


食べ物の原因としては、油分や糖分が多い食べ物、カフェイン・香辛料などの刺激物、アルコールがあげられます。

揚げ物やスナック菓子を夜中に食べたり、ケーキや香辛料を摂り過ぎたりするのも控えるようにしましょう。

これらは特に皮脂分泌による肌荒れや、ニキビができやすい原因と言われています。


とはいえ、ストレスが溜まるとついやってしまう、という方もいるのではないでしょうか。
それは自律神経の乱れでもあります。

自分の時間を大切にして、入浴や睡眠をきちんととること心がけましょう。

外からの刺激

肌に直接触れる刺激から起きる肌荒れ。

乾燥や寒さ、紫外線、体の洗いすぎ、衣服の摩擦と締め付け、花粉やハウスダストのアレルゲン、汗にふくまれる成分、生理中やその前後のホルモンバランスの変化などがあげられます。



たとえば、入浴時に、肌をゴシゴシこすらず手や柔らかいタオルでやさしく洗う、

肌に直接触れる衣服は、木綿や絹など肌にやさしい素材を選ぶ、といったことで対策を取ることができます。



また、冬の寒い時期に活躍する電気毛布や電気マットの使用は、乾燥肌には刺激が強いといわれています。

電気による熱は体内の水分を奪ってしまい、渇きます。そうすると肌荒れを悪化させることがあるため、できるだけ使用を避けましょう。



六淫

東洋医学や漢方の世界で、体にとって悪影響となる外側から入ってくる刺激のことを「六淫」といいます。


主に、季節や自然の気候である「風・寒・湿・熱・火・暑・燥」のこと。


自然が移ろうことは当然のものですが、ときに “邪気”として体に負担がかかります。

近年では夏の「暑邪」が、猛暑が続いて「熱邪」のように猛威を振るっていますよね。

そして春には気が上部へ上り「風邪」としてめまいや頭痛を引き起こします。


自分が原因になって邪気を取り込むケースとしては、真冬に薄着をしていたら「寒邪」によってカゼをひいてしまうこと。


このように強すぎて過剰な環境や、生活環境や生活習慣による弱りがあると、邪気は知らぬ間に体の中に入ってきてしまいます。









ついかいてしまう、かゆみの原因は?

一度かゆくなったら、ずっとかゆい。それを掻いてしまうと余計にかゆい。と、連鎖していくのはなぜか。


かゆみは、何かの刺激を受けることで、かゆみの物質が動き出し、知覚神経の末端に伝わることで起こる、と考えられています。



「かゆみ物質」が放出される原因には、食べ物、衣類のこすれ、室温や湿度などさまざまなものがあります。

ですが、かいてしまうと、肌のバリア機能が低下して、刺激に敏感になっていく循環に陥るのです。


寒くなるとセーターを着る機会が増えると思います。

触って、 チクチクしたり、 かゆくなったりした場合は、自分で刺激を受ける服を選んで着ていることになります。

それはあなたの肌が受け付けたくないものを身につけていることになるので、着心地が良いものを選んでください。
そうすることで自分の肌の健康を守ることにもつながります。

季節ごとの注意事項!

日本には四季があり、気温も湿度も1年の中で大きく変化します。

四季のほかに、二十四節気や七十二候も季節の移ろいをあらわす言葉です。
そうした梅雨や残暑、秋口や春先などの季節の変化に、肌は影響を受けます。


たとえば乾燥というと、秋~冬をイメージしますが暑い夏にも注意が必要です。

夏は、どこへ行っても室内はガンガンに冷房が効いています。冷房は知らぬ間に肌の潤いを奪ってしまうのです。

また、炎症によるダメージを受けた肌は黒ずみやシミ、たるみに繋がることも。
肌のターンオーバーを整え、より美しい肌を守っていきましょう。

外からの刺激が多い春

花粉などのアレルゲン物質やハウスダストが舞い、紫外線が強くなりはじめ、外からの刺激物が増える時期。


漢方でいう「風」の季節で寒暖差があり、肌が揺らぎやすいです。

花粉やほこりが肌に触れると、吹き出物、かゆみ、かぶれ、じんましんとして症状があらわれることもあります。
肌の乾燥、炎症、シミ、シワなどを引き起こすかもしれません。


さらに春は、環境の変化が多く、緊張した疲労やストレスなど、肌が敏感になる原因が多くあります。

紫外線とクーラーが大敵な夏

汗をかくことは意外と肌を乾燥させ、皮脂分泌が多い時期でもあります。

きれいな肌は、肌の水分と皮脂それぞれがバランスを取っているから成り立ちます。

紫外線対策をして、汗はこまめにふいて、清潔感を保つことが大切です。


夏の間、エアコンの風は知らぬ間に肌の水分を奪います。

そして紫外線は知られている通り、シミやそばかすが濃くなったり、シワやたるみの原因にもなります。

最近では男性でも日傘をさしている人を良く見かけるようになりました。
紫外線対策グッズや、アウトドアのひんやりグッズを利用して、肌と体を守ってください。








デリケートな状態になる秋

春から夏に浴びた紫外線や、冷房などの肌ダメージの蓄積があります。

気温が下がって汗をかかなくなり、冷えが始まって血行不良という状態にあらわれます。


そうすると肌のターンオーバーがゆるやかになり、水分と同時に皮脂の分泌量が減少して肌が乾燥していきます。

シミやそばかす、肌のくすみ、乾燥、ゴワつきに注意です。

寒さと暖房による乾燥が気になる冬

外気と室温の温度差によって赤ら顔になったり、赤い炎症のようなカサカサした乾燥肌になりやすいです。

乾燥した空気と寒さでハリや弾力が減少したり、血色が悪いといった肌悩みがでてきます。


乾燥した空気を作り出すのは、外気や暖房や電気毛布などです。

加湿器を使ったり、湯たんぽに切り替えるなどして肌を守ってください。


また、年末の大掃除で出るほこりが刺激になる方もいるでしょう
乾燥している肌を放置して、悪化しないようにとにかく保湿が重要な時期です。





漢方でみる肌荒れ

漢方薬は、弁証論治によって体質を診立てた処方をします。

「異病同治、同病異治」に基づくので、数値などで測って判断するのではなく、
それぞれオーダーメイドの処方をお渡しします。

疾患や症状だけではなく、1人1人の体質や気質などが重要となるため、
漢方薬を用いて根本的な体質改善を行う場合には、専門的に勉強した知識や経験が必要となります。


また、五行色体表というでチーム分けがあります。
皮膚・肌は「肺」に属します。

そして「皮膚は内臓の鏡」と言われています。

肌の状態をみれば、疲れ具合、食生活、睡眠などいろいろなことわかってしまう、というものです。
たとえば、顔の部分ごとにどこの臓器に繋がっているかというものがあり、口の周りが荒れたり、吹き出物ができるのは胃腸疲れといわれています。



漢方で肌荒れをてみると、「湿・熱・血」という言葉が良く出てきます。
例を見ていましょう。

《湿熱》ジュクジュクしているタイプ

急性湿疹に多く、湿=体にとって過剰な水と、熱が合わさった状態。
分泌物があり、その色は透明なものから黄色のものまであります。


ニキビや吹き出ものも、この類です。
「湿熱」という観点で見ていきます。

10代の活発な気。気は溜まってこもると“熱”になります。その結果、皮膚に炎症という形であわられる状態です。


体に溜まって出ていかない過剰な水は、気や血の流れを阻害します。阻害され、流れて行かないとそこに溜まって熱を生み出します。

いらない水がいらない熱を生み、必要な水分を奪ってしまい、赤みが出たり、黄色の鼻水が出たりするのです。


《血熱》カサカサしているタイプ

慢性湿疹に多く、血が熱を帯びているせいでかゆみが止まらずにポリポリガリガリまで掻きむしります。


朝起きて気が付いたら布団に粉が落ちている程度から血だらけの状態までさまざま。
知らぬまにかいた後があるタイプです。

また、特に夜中にかゆみがでるケースがあります。
夜は陰という静かな落ち着く時間なのですが、血は熱を帯びたままなのです。


体に溜まって出ていかない過剰な水、もしくは足りていないとき、どちらの場合も気や血の流れを阻害します。

流れて行かないとそこに溜まって熱を生み出します。
いらない水がいらない熱を生み、必要な水分を奪ってしまい、赤みが出たり、黄色の鼻水という症状としてあらわれます。









肌のバリア機能「衛気」

とにかく「保湿」が大切という話は見聞きしたことがあると思います。

それは潤いが十分に必要な量あれば、肌の乾燥を防ぎ、バリア機能が保たれるからです。


ただし肌の水分量は、加齢とともに減少し、外部刺激などによっても損なわれます。

このバリア機能を漢方では「衛気」といいます。



衛気を壊していしまう行為は女性の場合、日常的なメイク落としや洗顔でも起こりえます。

そして弱った肌は外部刺激に弱く、少しの刺激でかゆみが出るなどの肌トラブルが起きやすくなります。


肌に赤みや炎症が起きた場合は、乾燥やニキビ、湿疹、アトピー性皮膚炎などさまざまな原因が考えられます。

乾燥してかゆみを伴う炎症、湿疹、アトピー性皮膚炎は見分けがつきにくいので、
炎症が起きた場合は医療機関を受診して原因を特定しましょう。

とにかく睡眠!

体の組織の修復は、寝ている間に行われます。

肌の細胞も、寝ている間に成長ホルモンが分泌され活発に作られ回復していきます。


そして肌のターンオーバーの周期は約4〜6週間といわれていますが、睡眠不足になるとそのサイクルが遅くなります。

ターンオーバーのサイクルが乱れると、肌のキメが乱れ、皮膚のバリア機能が低下し、肌荒れの原因になってしまうのです。

不規則な生活習慣や食生活、オーバーワークは睡眠の質に影響します。
朝スッキリ起きられない、おまけに肌荒れするなんて嫌な事ばかりですよね。


睡眠時間は人それぞれちょうどいい長さがありますが、特に23時~1時は就寝していることをお勧めします。

漢方の子午流注の考えで、23時~1時は「肝」の時間にあたります。

代謝をしたり、新しい血を蓄えたり、自律神経を整える役割を担う「肝」の時間帯は、

体を整えるのに大切な時間です。
時には早めに布団に入れるようにしてみましょう。




そのスキンケアってあなたに合ってる?

メイク落とし、洗顔、化粧水、乳液、クリーム、美容液や、エッセンシャルオイルなど、スキンケアと保湿や肌にいいとされる成分の商品は多くあります。

使い方や種類はあなたに合っていますか?



これらは体で作られる皮脂とは異なるものを肌にのせることになります。

例えばオイルは、毛穴がふさいで、排泄機能が滞ったり、
オイルに含まれている防腐剤や酸化防止剤などの成分によって角質層が傷ついたりすることがあります。

このような状態になると、皮脂膜を形成できなくなり、逆に肌は乾燥します。
そして乾燥したらまたオイルをつける、という悪循環。

安心して使える商品かどうか考える必要が出てきます。



そして洗顔もしすぎも注意です。

洗うことで必要以上に皮脂や水分を奪ってしまうと、それはバリア機能だけでなく本来の治癒力にも影響を及ぼします。

清潔さは必要ですが、洗顔が必要なのか、拭き取る程度でいいのか、など自分に合った方法をお試しください。



肌に優しい成分の商品は多くあり、種類もレベルもこだわりも様々です。

使われている成分や品質の良さをチェックした上で、好きなアイテムを見つけられたらいいですね。


あなたに合った方法を

多くの人が悩む肌荒れ。
年齢、季節、生活環境に体は素直に反応します。

原因も対策もいろんな方法で溢れていますが、肌荒れが起きた時こそ、普段の習慣や思い込みを変えるタイミングかもしれません。



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【草漢堂グループ】愛知県内に4店舗ある漢方薬局。
「体の元から健康に」をモットーに漢方の良さ、自然の力をたくさんの方に知ってもらいたい、体感してもらいたい。
お客様一人ひとりの体質やその時の季節に合わせたあなただけのオリジナルを実感してください。
草漢堂グループHP